競馬・AI開発
ダビスタを買いたい。でも、AIと血統データベースを育てている。
ダビスタの新作が出た。買おうかな、やりたいなぁ……と思いながら、まだ買っていません。
2026年9月24日に発売された、Nintendo Switch 2の『ダービースタリオン2』。競馬もダビスタも好きな中の人としては、気になるところ。
ところが今、別のものを育てるのにハマってしまっています。AIと作っている、馬のミオスタチンの型を集めて血統をたどる「mstn-hub」。ゲームを買う前に、こっちの手が止まらない。……手を動かしているのは、主にAIなんだけど。
始まりは、家にあったダビスタ。
競馬には、小さい頃から親しんでいました。家にあったのは、1997年発売のPlayStation版ダビスタ。これにも、すっかりハマってしまって。
競馬を見るのも好き。馬を育てるのも好き。そして、血統を眺めるのも好き。今のこの感じは、あの頃の競馬とダビスタでできたのかもしれません。
そんな中、今年(2026年)の春頃から、一口馬主にも手を出し始めてしまいました。最初は、頭数を抑えるつもりだったんですよ。気づいたら、6頭を超えていた。あれ?
「この馬に出資したい」に、もう少し材料を。
最初は、自分の直感や血統のロマンで、出資する馬を選んでいました。この血統、いいなぁ。この組み合わせ、気になるなぁ。そういう楽しさは、もちろん今もあります。
一方で、一部のクラブはミオスタチンの型を公表しています。それを見ると、出資判断がもう少しやりやすいというか、自分の中で納得して選べる感じがありました。
ここで見ているのは、MSTN(ミオスタチン)遺伝子の特定の目印についてのCC・CT・TTという型。距離適性との関連が研究されている情報で、これだけで馬の強さや将来の成績が決まるわけではありません。自分にとっては、馬を知る材料のひとつ。
では、型を公表していないクラブの馬は?
本人の型が分からなくても、親や子の公表情報から、可能性を絞れることがあります。それなら、まずは集めてみよう。これが、mstn-hubを作り始めたきっかけでした。
あの馬ってCTなの!?
正直、最初は出資判断のためだったので、収集そのものがものすごく楽しい、という感じではありませんでした。ところが、情報が増えてくると、少しずつ様子が変わってきます。
「え、エフフォーリアってCTなの!?」
エフフォーリア本人の検査結果を見つけた、という話ではありません。きっかけは、産駒にCCとTTの両方がいたこと。
子は、父と母からCかTをひとつずつ受け継ぎます。CCの子がいるなら、父もCを持っている。TTの子がいるなら、父もTを持っている。両方の子がいるということは……父はCT!
公開画面では、イヴリーンがCC、パーフェクトラヴ'25がTT。その親子関係と登録された型を前提に、エフフォーリアをCTと絞り込んでいます。画面でも「血統推定」と表示して、本人の検査値とは分けています。
あの馬のことを、子どもたちの情報から知れる。これが、思っていた以上に面白い。エフフォーリアの公開画面で、そのつながりをたどれます。

出資のためだったのに、収集が止まらない。
こうなると、知りたい範囲が広がってしまいます。出資を考えている馬だけでよかったはずなのに、ほかの種牡馬も気になる。その父や母も気になる。海外の馬も気になる。
情報を集めると、別の馬の可能性が絞れる。すると、また見に行きたくなる。気づけば海外も含めて、収集の範囲を広げていました。
AIと一緒に、公表情報や血統のつながりを整理し、それを見られる画面も作っていく。「この馬の型を知りたい」から始めたものが、「このつながり、面白いな」に変わってきた感じ。
ただ、分からないものまで埋めてしまっては、たどる楽しさも怪しくなります。公表された値なのか、血統からの推定なのか。何を根拠にしているのか。そこは分けて残し、絞り切れないものは候補のままにしています。
血統表を、地球儀みたいに眺めたい。
集めた情報を、普通の血統表で見るだけでも楽しい。でも、せっかく作っているなら、見せ方も遊んでみたい。
そこで試しているのが、「血統の地球儀」。馬を中心に、その父母や子どもとのつながりを眺めて、気になる馬を選ぶと、今度はその馬が中心になる。
血統のつながりを、ちょっと違う眺め方でたどってみる。こういうUIの工夫をAIと作ることまで、楽しくなってしまいました。
まだ試しながら育てている画面ですが、公開版の「血統の地球儀」でも触れます。なお、画面上の位置や距離は、地理や遺伝的な近さを示すものではありません。

ダビスタもやりたい。でも、もう少しだけ。
また面白いつながりが見つかったり、画面を工夫したりしたら、そのときに続きを書こうと思います。
出資判断のために始めたはずが、収集も、推定を眺めるのも、画面を作るのも楽しくなってしまった。
ダビスタ2、買ってやりたいんですよ。でも今日も、AIと血統データベースを育てています。あと、もう少しだけ……🐎
